築50年近くの一軒家から、
明るくて開放的で居心地の良い住まいへ。
それぞれのプライベートルームを充実させ、
コンパクトで暮らしやすい家事動線を。

地震に強い、明るい住まい

もともと一軒家にお住まいだったO様ご家族。築年数も経過し、地震が起きた時の不安も大きく、建て直しをご検討されていました。住まいの性能や家づくりについて大変勉強されていたO様とは、最初オンラインにてお話させていただき、弊社について知っていただく中で、その施工にもご納得いただきました。O様の職場へのアクセスを考えての土地探しからお手伝いさせていただき、ご両親がご希望する「とにかく明るいお家！」を目指して、お打ち合わせをはじめていきました。

オンラインショッピングで日用品を購入することが多いとのことで、玄関ポーチはゆったりと取り、宅配ボックスを設置できるスペースを。玄関のシューズクローゼットには、靴の他にも、重さのあるペットボトルや日用品の買い置き等を、宅配後そのまま収納することができるようも考えてつくりました。
また、玄関ホールには飼育しているカメの水槽と手洗いを。伸びるタイプのシャワーヘッドで日々のお手入れも楽に行えます。地窓からは坪庭が見渡せ、雰囲気のある玄関にまとめました。

効率の良い家事動線

ご家族の生活リズムが異なるため、ダイニングテーブルを敢えて置かず、カウンターで食事をするスタイルに。個々の時間に合わせて快適に過ごせるようにしました。廊下兼、サイドに収納を備えたWICはロールスクリーンにして仕切ることが可能。コンパクト化しながらもぐるりと回遊できる家事動線を実現しました。リビング上部は吹き抜けとなっており、お母様がとくに理想としていた、あたたかな光をたっぷりと取り込める空間に。LDK続きの和室でくつろいだり、リビングでマッサージチェアに座ってみたり。のんびりゆったりとしたひとときを味わうことができることでしょう。

広々とした三面鏡を二つ並べた洗面は、収納容量も抜群です。隣には座って身支度ができるように造作でカウンターを作りました。奥には室内干しができるようにポールを設置。
また「お風呂は長い時間ゆっくり浸かっていたい」と、TOTOのSYNLA（シンラ）を採用。TOTO最高級バスルームと言われるだけあって、心身ともにリラックス、毎日のお風呂時間がとっておきのものになりそうです。

プライベートルームを充実させて

1階の和室は主にお母様が、2階にはお父様、そしてお施主様の個室を作りました。「それぞれのプライベートルームを充実させて、個々の時間を楽しみたい」とのご希望により、内装にもこだわりを。とくにお施主様は在宅ワークをすることもあり、以前の自宅では生活音を気にしたり、十分なスペースを取ることができなかったことから、書斎を設けて集中できる環境づくりにも配慮。好みのグレーや木を中心に、カッコイイ空間に仕上げていきました。

光と景色を取り込む外観

敷地の東側には水路があり、その向こうは開発されるか定まっていない土地が広がっていました。また真南には抜け道として交通量の多い道路があり、視線を遮るように、建物の南東角に庭を作ることで、内部空間を延長し、光と景色を取り込めるよう計算しました。
「昼間も電気をつけなくても良い暮らしが憧れ」と、たっぷりの太陽光が降り注ぐ吹き抜けもポイントとなりました。
プライバシーを考えてしっかりと囲まれた庭では、庭いじり好きなお父様の楽しみの時間になるように。ご家族様それぞれが、この住まいで心地よく、暮らしに彩りと豊かさを感じていただけたら…と私たちは願っています。