施工事例
紫のブリーズ・ソレイユのある家
せっかく建築家と一緒に家づくりをするなら
「私たちらしい個性的な家を」。
暮らしを楽しむことが大好きなご夫婦が
ふたり寄り添って、いつまでも幸せに過ごせますように。
リゾートライクな住まい
弊社開催のかしこい家づくり勉強会に足を運んで下さったT様ご夫婦は、その際に自分たちが納得できる家づくりが中垣工務店でならできるのではないかと確信されたそうです。その後、家展にも何度も来てくださり、資金計画、土地探しを共にさせていただきました。
収納は多めに、隠せるところは隠して生活感があまり出ないように、インテリアはリゾートライクなイメージでまとめて…と、ワクワクな家づくりがはじまりました。
玄関は来客用と、日常家族が使用するたっぷりのシューズクロークのある二方向の動線を完備。「余裕を持って靴をきれいに収納したい」とのご要望で、広さと使いやすさを考えて設計しました。玄関上部は吹き抜けとなっているため、上下での空気の流れも考えられています。やわらかな光も自然と降りてくる明るい玄関です。
「おかえり」のできるリビング階段
家族が帰ってきたら、「ただいま」「おかえり」をちゃんと伝えらえるようにと、LDKのどこにいても家族の気配が感じられるような配置にしました。キッチンとダイニングテーブルは横並びで、来客時にもゆったりしていただけるようにと、6人掛けのダイニングテーブルを置くようにスペースにゆとりを持たせています。ダイニングキッチンの上部は格子に、間接照明は柔らかな光を落とし、キッチンバックに採用したお気に入りのタイルの陰影を素敵に演出してくれています。
休日にはご夫婦ふたりで仲良くキッチンに立ち、一緒に料理をしたいとのご要望から、窮屈にならずスムーズに動けるキッチンに。「背中合わせで立っても作業がしやすいように」とイメージを膨らませながら計画していきました。「とにかく家事を楽しみながら、そして楽にやりたい!」そんなお二人の幸せを運ぶ、素敵なキッチン空間です。
苦手な洗濯は2階でスムーズに
「家事は好きなんですが、洗濯が苦手なんです」とT様ご夫婦。お二人ともがあまり好きではない洗濯を、嫌にならずスマートに済ませるにはどうしたらいいかを話し合いました。洗濯して室内干し、そして収納をワンフロアで行うことができれば無駄な動線も一切ありません。思い切って2階で全てが完結できるように設計。WICの南側はサンルームとしても使えるので、室内干しながら、窓を開けて風を取り込むことも十分可能です。
紫の「ブリーズ・ソレイユ」
「ブリーズ・ソレイユ」とはフランス語で「太陽を砕く」という意味。建築用語としては「建築化された日除け」を表しています。こちらの敷地は南東に接道があり、さらに旗竿地。2台分の駐車スペースとアプローチを考え、建物は北側に寄せた配置となり、南側に玄関と窓が平行する形となりました。そこで、南側の開口部に日除け、準防火地域でもあるため、サッシの延焼の可能性のある部分を回避する防火壁としての役割を持つ袖壁、玄関ポーチの屋根・木製ルーバーを一体化させた「ブリーズ・ソレイユ」をご提案しました。
サンルームにお気に入りのステンドグラスを取り入れたり、お二人が大好きな愛車をリビングからいつでも眺められるようにもなっているのもこのお家のポイントに。室内からの楽しみとともに、この紫の印象的なブリーズ・ソレイユがこの家のファサードを作り、他では真似できない、T様の理想とする個性豊かな住まいとなりました。