BLOG

ブログ

2023.05.20
R+house

水回り動線

水回り動線

間取りを考える際の、水回りの動線は、ライフスタイルや効率的な家事を行うことを重視したり、いろんなパターンがあって悩みますね。
大切なのは自分たちに合った間取りであることと、かつ移動する距離を減らすことです。
今回は、実際の事例をもとにいくつかご紹介したいと思います。



ーまわるー

キッチンを家の中心に置き、行き止まりのない回遊性があることで、効率のいい家事らく動線ができます。
まずは、人気のキッチンとダイニングが横並びの配置。配膳や片付けのしやすさはもちろん、コミュニケーションもとりやすいですね。
そうすると、キッチンダイニングにいる時間も長くなります。
そことランドリー・洗面脱衣をまわれるように繋げることで、移動がスムーズに行えるため効率アップ。
お子様を見ながらの家事や、家族で協力して家事を行うこともしやすいですね。








ーまとめるー

洗面脱衣とウォークインクローゼットを1室にすることでストレスフリーな洗濯時間を実現します。
洗濯の動線は、脱ぐ・洗う・乾かす(乾燥機or干す)・たたむ・しまう が短い距離で行えると移動が短く負担が軽減できます。
流れを考えながら配置を計画することは大切ですね。
第一種換気で湿気もこもりにくいので、高気密を活かした間取りです。






ーつながるー

ドラム式洗濯機での乾燥やガス乾燥機の乾太くんの普及で、ファミリークローゼットを1階に取り入れた間取りも増えてきています。
脱衣とランドリーを一体化し、ファミリークローゼットと外部物干しスペースのウッドデッキを隣接させ繋がることで、
脱ぐ・洗う・乾燥機orアイアンバーで干す・とりこむ・たたむ・しまうが移動距離が短く効率よく行えます。
たまには、外干しもしたいという方にもお勧めです。






ーまっすぐー

お子さんの汗や泥汚れ、ご主人のお仕事柄など帰ってきたらリビングを通らずお風呂に入りたい。そんなご要望もあります。
この間取りは、浴室までの動線を一直線にすることで移動距離を短縮し、その道中に洗面・脱衣・ランドリー・収納・トイレを配置することでスムーズで効率的な家事を行うことができます。
LDKと回遊できるとより使いやすいですね。






ーそのままー

2階お風呂のこの住宅は、洗濯同線を考慮して、脱ぐ・洗う・干す・たたむ・しまうが2階で完結できるようにと考えました。
花粉症のご主人と、雨を気にせず干せるというのがご希望のため、バルコニーではなく吹き抜けの一部をすのこ床にして、日当たりのいい乾きやすい場所として設けました。
折りたたみのカウンターも付け、衣類をたたんだりアイロンをかけたりできます。
干していたものは、たたまずハンガーにかかったままファミリークローゼットに収納。
1階にご友人やご家族が来ても気にせず干しておけるのはいいですね。






ーちぢめるー

玄関から各収納場所への動線を短くすることで、買い物から帰宅後のパントリーやキッチンや収納へ荷物を運ぶ労力が軽減できます。
また、回遊性があることで使い勝手のいい動線になります。
パントリーは扉で囲いすぎると使いずらくなってしまうので、見えにくくほどよくOPENに。






効率的な家事動線を設計するためには、自分たちのライフスタイルに合った動線を考えることが重要です。
それに加えて移動の距離を短縮し時間を節約。
さらには家電製品の活用も大きな助けとなります。
我が家でも、ルンバや食洗機、自動投入機能付き洗濯機など、とても助けられています。
家事がラクになることで、自分や家族の時間も増え、暮らしが豊かになると良いですね。


中垣