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2023.03.25
その他

続・続・私のこと

続・続・私のこと


前回に続き、私のこと を知っていただけたらと思い、自邸についても交えてつらつらと書こうと思います。

前前回のブログ「私のこと」はこちら。
前回のブログ「続・私のこと」はこちら。



私は、子供のころから父や祖父の影響で建築の面白さや、暮らしに対する夢をカタチにする大工の素晴らしさを実感していました。なので自分で自宅を建てることにとても憧れていた気がします。
高校生の時には、25歳で結婚し、30歳には家を建てる!と、人生設計をしていたくらい(笑)

憧れる気持ちはいっぱいありながらも、いざ自邸となると、自分が何をしたいのか・・・
お客様のおうちは、こうしてあげよう!こうしたらこのご家族らしい!こっちの方が好みに合っている!この方が理想の暮らしに近づけられる!この方が使いやすい!納まりがキレイに見える!と、どんどんイメージがわいてくるのですが・・・ 自分・家族と向き合うのは難しいもんだなぁと感じた記憶があります。

そんな経験があるからこそ、お客様のご要望のヒアリングはとことん向き合おうと決めています。
自分で言うのもなんですが、こんなことまで!?というほどお聞きします(笑)
例えば、
名前 生年月日 年齢 血液型 身長 ご実家 兄弟 お仕事 好きな物(趣味を含む) 好きな色 性格(パートナーから見た) お子様について 車・自転車について ペットについて 馴れ初め ご結婚 休みの日にすること 今の暮らし 家事の分担 中垣工務店に求めるもの 建築家に求めるもの 土地について 家について(ご要望・想いなど) イメージ写真の共有 持ち込み家具家電調査 資金計画表の確定 敷地調査について スケジュールの共有
などなど、
したいことが明確ではなくほわっとしている方には、気になる写真をとにかく沢山送ってもらい、その写真のどの部分が気に入ったのか言語化していくこともしています。過去には150枚ほどいただいたこともありましたが、そうすることで好みが見えてきます。
なので、なかなかイメージがわかない、希望するおうちが決まりきっていないという方も、心配せずご相談くださいね!

脱線してしまいましたが、
さかのぼること6年前・・・
私たちのおうちづくりは、土地探しからスタートしました。

土地の希望は、実家との距離も考え、岐阜市内で、田んぼの横は嫌(理由は個別に聞いてください笑)、長森か日野あたりで探してました。
ふと、お付き合いのある不動産屋さんのホームページを見ていたら、気になる土地が!
土地探しはスピードが命です。(すぐ決めれる準備をしておくことが大事)
夜でしたが、すぐ見に行き、不動産屋さんに連絡し、資料を取り寄せました。
理想すぎる土地にテンションが上がり、妻にも連絡。翌日、「この土地どう!?」と雑な提案をしました。
とんとん拍子で土地は決まり、おうちの設計へ。

自分が何がしたいのかは、とても悩みましたが、白と木のイメージ・全体的にシンプルに。自分の好みと向き合うことで改めて好きだなぁと思えたのはこの二つでした。
これ以外のことは、妻の要望を叶えていこうと話をしました。
私たちにとって大切にしたかったのは、家族の時間です。
季節のイベントや記念日や誕生日を大切にし、楽しめる・演出できる場所をつくること。
思い出を重ね、子供たちの記憶に残り、「おうちでこんなことしてたよね」と大人になってから、思い出話しできたらなと。
正月は和室で書初め、節分の豆まきやお菓子まきのできるお立ち台、プールやBBQを楽しめるお庭、毎月の家族会議で集まる部屋、テントが張れるバルコニー、クリスマスツリーなど季節の物を飾れる場所、など家族のたくさんのワクワクを叶えることができるおうちにしたいと思いました。
↓はヒアリングの時に書き出しやメモの一部です。

このようなたくさんの要望をまず挙げていき、そこから優先するものなどの整理をしました。
ご要望から建築家の選定をしてもらいます。
私たちには、電気無しでも明るいおうちを提案いただけることで定評があり、私と同じでアウトドアがご趣味でもある、新潟県のイイヅカカズキ建築事務所の飯塚先生が選ばれました。

そして建築家とのプランニングがスタート。
建築家との設計についてはこちらから
上記のメモ書きのようなざっくりとしたイメージをお伝えし、その中には矛盾しているような理想もあったと思うのに、次にお会いした時には図面の中で暮らしが出来上がっており、建築家はさすがだなと思いました。

間取りが決まり、仕様決めをして、工事のスタートです。
子供にも工事の途中を何度か見せてあげました。大きなクレーンや家が出来上がった行く様子を喜んで見ていました。
置いてある材料や道具にも興味津々で、大工さんのマネをしていました。もしかしたら、私が子供のころもそうだったのかも。
妻は図面だけではイメージしきれていなかったところもあったようで、現場を見ていた時、「ここの収納、反対側にも扉があったら取り出しやすいのに」と閃いたようで、確かに!と思いその場で大工さんに依頼しました。
工事の期間はあっという間なので、お客様には現場にたくさん来ていただきたいですね。


完成して思ったことは、
やりたかったことが叶えられるおうちができたのはもちろんですが、
家具や好きな物を飾ったり、リビングテーブルをデザインして作ったり、レンガでBBQのコンロをつくったり、ハンモックをつけれるようにしてゆったりくつろいだり、
住みながら楽しめるようにアップデートしていけるのだと思いました。
そうやって、より家族の時間を大切に積み重ねていきたいですね。
一番の気付きは、早く家に帰りたいということ(笑)
そのくらい居心地がよく、
私たちらしい暮らしができる、
何気ない日常に幸せを感じることができる、
住まいになったのではないかなと思います。

皆様にも、そんな豊かな暮らしを感じていただける おうちづくりをめざして
たくさんの人の幸せな暮らしをカタチにできたらと思います。

次回の私のことでは、電気代についてお話ししたいと思います。


中垣