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松田屋さま クラウドファンディングの挑戦
今回は、現在進行中のプロジェクトの松田屋さまについて書こうと思います。
昭和25年創業で、岐阜で73年続く、無添加で体に優しく、食べた時にどこかほっとする、そんな和菓子を丁寧に一途に作り続ける和菓子屋さんです。
松田屋さまとの出会いは、お知り合いを通じて中垣工務店のことを知っていただき、ご相談いただいたのが始まりになります。
その内容は、店舗と製造所を統合するリノベーションを行いたいというご相談でした。
店舗の向いには、2年前まで岐阜市役所があり、人通りも多く大変活気がありました。
しかし2021年に市役所の移転に伴い、一気に人の波が減り、近隣の飲食店等も次々と閉店。
松田屋さまも同様に、様々な煽りを受け、やむを得ず、店舗を閉じることを決断されたそうです。
店舗のすぐ近くに製造所を持っていたこともあり、そこをリノベーションしたいということでした。
↑こちらが製造所
課題は、
・入りやすい見た目にしたい
・西日が暑くて困っている
・奥が製造するところのため出入りが必要
・電気配線が露出で複数張り巡らされている
・予算が少ない
などといろいろありました。
製造工程を教えていただいたり、ヒアリングする中で楽しそうにいつもお話ししていただき和菓子が本当に好きなんだなぁと感じましたし、熱い想いとこだわりをお聞きして松田屋さんは存続し続けてもらいたい和菓子屋さんだと思いました。
そして、プラン提案へ
「新しい風を感じる、伝統の和菓子屋」
まちの和菓子屋さんとして、こだわりのあんこと、2度焼きの団子など代々受け継ぐ和菓子でたくさんのお客様を幸せにしてきました。
その想いを受け継ぎつつ、新しい風を感じる店舗として生まれ変わることを願って・・・
和菓子ばなれや、敷居が高くて入りにくい印象をもたれないよう、大きな開口を取り、店内の雰囲気も伝わるようにとデザインし、
店内の内装材は、ラーチ合板(カラマツ)を仕上げ材とし、メンテナンス性を考えながらも、シンプルで現代的なデザインにより、
その心地良さと、思わず写真を撮りたくなるような空間で、誰もが気軽に足を踏み入れることができ、
松田屋さんのつくる和菓子と共に、優しさと温かさが伝わればと考えました。
このご提案は、2案あってもう少しコストを抑えたプランもあったのですが、
松田屋さんの伝統やこだわり、今後の移転後も多くのお客様が来ていただけることを考えたときに、
クラウドファンディングをしませんか?というご提案をさせていただきました。
最初は、松田屋さんも戸惑いを感じていらっしゃいましたが、とても前向きにクラウドファンディングをする決意をしていただきました。
そこからクラウドファンディングを進めるにあたり、私たちで製造工程の写真を撮らせていただいたり、取材をさせていただき原稿作成も行いました。
クラウドファンディングは「信用をお金に変える装置」とも言ったりしますが、松田屋さんなら成功すると感じました。
それは、長年お客様を第一に考え、無添加で優しい味や手頃な価格で地域に貢献し続けてきた松田屋さんのこだわりと人柄に触れることができたからです。
このプロジェクトを通じて、松田屋さんがこれまで紡いできた物語が新たな章を迎えようとしています。
より多くの人々に和菓子の魅力を伝え、まちの憩いの場として新しい風をもたらしてくれると信じています。
この挑戦が成功することを願って・・・
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ぜひ応援よろしくお願いします!!
中垣